●概要
当クリニックでは、糖尿病や甲状腺疾患、肥満症を含めた代謝・内分泌疾患、また高血圧症、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病を含めた内科系疾患全般を診療いたしております。
特に糖尿病に関しては、糖尿病学会認定専門医・指導医として診断から治療に至るまで専門的な診療を行います。クリニックのスタッフは、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)、徳島県糖尿病療養指導士(LCDE)や管理栄養士の資格を持ち、受診時にライフスタイルに合ったきめ細やかな療養指導が可能です。
●内科診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 9:00~13:00 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
午後 14:30~18:00 |
○ | ○ | ー | ○ | ○ | △ |
※△:土曜午後17:00まで
●内科休診日
日曜、祝日、水曜午後
●内科診療内容
対象となる糖尿病疾患
1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠、他の疾患(内分泌疾患や肝疾患)による糖尿病について、小児から成人までを対象としています。
対象となる甲状腺疾患
バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症の診断と薬物治療、良性甲状腺腫瘍の経過観察、甲状腺がんの術後経過観察など。
妊娠前(不妊治療中も含め)、妊娠中から出産後の甲状腺ホルモンのコントロールも産婦人科医師と連携しておこなっています。
検査
受診時の外来迅速検査として、血糖値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を始めとした基本的な糖尿病フォローアップ検査、腎症の診断には尿蛋白測定も迅速に結果を出せます。
また甲状腺疾患については、採血による甲状腺ホルモン測定や甲状腺自己抗体測定に加えて、甲状腺超音波検査にてその診断、フォローアップをいたします。
食事療法
糖尿病治療の基本である食事療法は、従来のカロリー制限食にとらわれず、患者さんのライフスタイルや現在おこなっている治療を考慮した食事療法を積極的に取り入れています。その代表的な食事療法がカーボカウンティングです。糖質を制御することで血糖管理をおこなうカーボカウンティングは、専門性の高い指導が必要です。当クリニックでは、管理栄養士による栄養指導が随時可能ですのでいつでもご相談ください。
薬物治療
経口血糖降下薬は、経口GLP1受容体作動薬やSGLT2阻害薬、DPP4阻害薬を含めて全種類の処方が可能です。
注射による治療は、インクレチン受容体作動薬(1日1~2回注射から週1回の注射まで)やインスリン(1日1回の基礎インスリン注射から、それに速効性インスリンを加えた頻回注射を行う強化インスリン療法まで)、またインスリンとGLP1受容体作動薬の混合製剤の外来導入もしています。
自己血糖測定
自己血糖測定も各種最新の器機を取りそろえておりますので、お気軽にスタッフにご相談ください。ただし自己血糖測定は、インスリン等の自己注射をしている方は保険適応ですが、それ以外の方は自費となります。コストなどお気軽にスタッフへご相談ください。
持続血糖測定
詳しくはコチラ
特殊なインスリン療法(インスリンポンプ療法)
詳しくはコチラ
特殊な検査
人間ドックや健康診断で「血糖が高い」と言われた、あるいは「境界型糖尿病」を指摘された方については、糖負荷による経時的な血糖値の測定に加え、当クリニックではインスリン分泌も測定する精密検査を行います。予約検査となりますので事前にご連絡ください。
24時間持続的に血糖を測定するCGM(持続血糖測定器)も当クリニックでは保険適応でチェックが可能です。例えば現在の治療でどの様な血糖変動になっているのか、食事療法や薬が合っているのかを解析可能です。予約検査となりますので、まずは受診をお願いいたします。
入院
入院を必要とする患者さんにつきましては、当クリニックから下記医療機関へ紹介をさせていただきます。各医療機関の糖尿病専門医と密接に連携が可能です。
徳島大学病院、徳島県立中央病院、徳島市民病院、徳島赤十字病院、
阿南共栄病院、徳島県鳴門病院、川島病院、天満病院、中州八木病院、寺澤病院など
受診時の糖尿病診療の手順
- 受付後、採尿・採血、必要時に心電図やレントゲン検査、動脈硬化や骨塩測定などを行います。
- スタッフによる問診や日々の療養チェックの聞き取りや、足病変のチェックなどを行います。
- 検査結果を参考に診察、治療を決定。
合併症の診療など(フットケアのため皮膚科受診や眼科紹介などを行います) - 栄養指導も定期的に受けていただくことによって、減量や血糖や血圧、脂質の改善が見込まれます。
糖尿病友の会(しろくま会)
日本糖尿病協会、徳島県糖尿病協会認定の友の会です。
月刊「糖尿病ライフさかえ」を割安で購読できます。
友の会メンバーは随時募集中です。(会費が必要ですので、スタッフにお尋ねください)
定期的に健康教室をはじめとするイベントを開催しております。院内掲示をご覧ください。
初診の患者さんへ
- できましたら事前に連絡をお願いいたします。
- お薬手帳や直近の検査結果など、ございましたらご持参ください。
- 他の医療機関からご紹介の患者さんは、紹介状をお願いいたします。
- 糖尿病問診票をダウンロードし、記入してお持ちいただくと診察までの時間短縮が可能です。
●予約について
電話でも受け付けております。
TEL:088-622-1230
●問診票ダウンロード
待ち時間短縮のため、こちらよりダウンロードしていただき、お持ちください。
●内科の主な院内検査機器
受診されたときに下記検査機器を使用し、迅速に結果をお知らせします。
超音波診断装置
ARIETTA50
甲状腺疾患の診断やフォローアップ、頚動脈の精査による動脈硬化の診断、肝臓や胆のう、膵臓、腎臓など腹部臓器の画像診断に使用します。
アダムス ハイブリッドAH-8290
HbA1cと血糖値をすぐに測定でき、受診当日に 診断が可能です。
自動尿分析装置 オーションイレブン AE-4020
尿糖や蛋白尿の測定。 微量アルブミンの測定で腎症の評価に役立ちます。
スポットケム EZ SP-4430
肝機能、腎機能、脂質の検査ができます。
セルタックスEs-MEK-7300
貧血や感染時、またアレルギーなどの診断に役立ちます。
スポットケム バナリスト SI-3610
炎症反応CRPの測定。 感染症の評価に役立ちます。
血圧脈波検査装置 VS-1500
心電図による虚血性心疾患や不整脈の検索。糖尿病性神経障害(CVRR)、血管脈派による動脈硬化の評価に。
ALPHYS A
X線による骨塩定量で、骨粗鬆症の診断に役立ちます。
X線システム CLINIXII
レントゲン装置は、最近のデジタルシステムを導入。
デジタル画像診断システム/
ワークステーション
ホルタ心電図
入浴中も含めた24時間すべての日常生活を記録した心電図検査ができます。